●実際の撮影では 1

服の広告の撮影では、ポーズィングで体を動かせる範囲というのは、もともとの服のシルエットを崩さず、皺をなるべく出さないことを考えます。スタジオではライティングよってポーズで動かせる角度まで決まってくることもあります。カタログやチラシの撮影では、この傾向が強く、雑誌の撮影などではシチュエーションによって状況はかわります。

いずれにしろ、自分の服ではない普段着ていないものを着るわけですから、いち早く雰囲気を掴み、着こなすことが大切です。
 

●実際の撮影では 2

服のサイズは一緒でも、メーカーによって自分の体にフィットしないことはよくあります。こういった時はスタイリストさんが写真に写らない部分をピンでつまんだりしてくれます。ジャケットなどの袖が短めの時は、自分の腕の方をあまり出さないように工夫をします。

●実際の撮影では 3

モデルは自分のスリーサイズを正確にキープし、体型を崩さないというのが一つの仕事ですが、サイズが変わっても、ついつい元のままを申告する人がいます。
 しかし、もし撮影前に採寸をする時間がなく、スタイリストさんがそのサイズの服を揃えてきたとしたらどうなるでしょう。たとえば実際よりも細いウエストで申告すれば、現場でそのサイズの服が入らないことになります。メーカーによって、もともと細身のものもあります。 
 ですから、ウエストなどは、実際よりも1センチくらい大きめで申告しておくのがコツです。大きな服だったらピンでつまむことはできますが、服が入らないでは仕事になりません。

●二人以上の撮影=からみ

二人以上のモデルが一緒に写ることを、人と人が絡むので、通称「からみ」といいます。立ち位置は相手の影にならず、また、相手の服に触れる場合も、皺を作らないように軽く触れます。(カメラマンが両方のモデルにピントをあわせているかどうかで、モデルの動きの制約はかわります) 
 大切なのは相手役とのアンサンブルです。多くの場合は二人の目線は互いを見るというよりは、同じ方向をなんとなく見ていたり、同じ意識をもった表情をしています。近距離で互いを見つめると、写真では不自然な雰囲気になります。