ポートレート写真の中で何が一番重要かといえば、それはズハリ目の表情です。
「目は口ほどものを言う」とか「目つきが悪い」といった言葉の使われ方からも、目は感情を伝えるものと考えられています。(ちなみに、眼球自体ではなく目の周りの細かい筋肉<眼輪筋>が動いて微妙な表情を作っています)
俳優とモデルの宣材写真の違いも目にあると言えます。俳優の写真の場合は目が意識的です。つまり、意思が強そうで、深い目で、物言う目つきであり、何か語りかけてきそうな雰囲気です。いっぽう、モデルは、むしろ目つきから特別な意味が伝わってこないように、自己主張せず、なんとなく無防備に見開いている目です。何を考えているのかわからないような神秘的な雰囲気が大切です。
明るく美しい表情になるコツは「ああ気持ちイイ」という雰囲気をつくることです。
カメラに向かってそういった表情をするのは媚びているようで照れくさく難しいかもしれません。雰囲気のつくりかたは、海を見ているとか、本を読んでいてふと顔を上げたとか、自分が落ち着いてくつろいでいるシチュエーションを思い出してください。この「ああ気持ちイイ」という表情を臆面もなく出せてしまうことが大切なのです。
カメラ目線で撮る宣材写真ならば、レンズの奥に好きな人がいると思ってください。出来上がった写真を見る人は、あなたに興味があるから見ているのですから。
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中井信之 (なかいのぶゆき)
ポージングディレクター・
俳優・モデル・劇作家・
演出・イメージコンサルタント
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国際イメージコンサルタント協会AICI/青山オフィス/日本ポージング協会
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BLEA 専門学部など
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