服には、それをつくったデザイナーがいます。モデルはデザイナーがその時期に打ち出したデザインにイメージがあった人が使われます。
モデルは服のイメージを具体化するのが仕事です。冬はコートの見せ方、夏は肌の露出も多くなりますし、生地の材質に合わせた見せ方など、すべて服に合わせてポーズを様々に変える必要があります。
背景が何もないスタジオ撮影ではモデルのポーズだけで雰囲気をだすことになりますから、ポーズのバリエーションが必要になります。
そもそも何故、ファッション写真でモデルがポーズをすることが必要になったのでしょう。
ポーズを意識して、型にはまったモデルの動きはまるで人形のようで、リアリティがないという考えもあることを知っておきましょう。
臨機応援にポーズをするべきなのです。いずれにしろ、いかにもポーズらいしを型を崩すにも、基本の動きは知っていなければなりません。
基本となる、全身のポージングのラインは、身体をヒネル、カサネル、カタムケル『HKKメソッド』でつくります。
からだ全体でラインをつくっていると意識しましょう。
ボディがつくるラインは、それぞれ、AとIとSのアルファベット文字に見立てます。AISでアイスと覚えてください。
で立つイメージです。
AISに共通していることは、ポーズを作る順番は、以下のとおりになります。慣れてくると順番はまったく意識しなくても自然にできるようになります。
立っている姿がアルファベットのAの形
ファーマルからカジュアルウエアー
年齢も若年からシニアまで幅広く使える。
立っている姿がアルファベットのIの形
ファーマルウエアーや、ジャケットを着たもの。
細身のスカートなど。年齢層は高め。
立っている姿がアルファベットのSの形
ジーンズなどカジュアルからスポーツウエアまで活動的な服。
外(ロケーション)撮影のポーズはこちら
中井信之 (なかいのぶゆき)
ポージングディレクター・
俳優・モデル・劇作家・
演出・イメージコンサルタント
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国際イメージコンサルタント協会AICI/青山オフィス/日本ポージング協会
ワタナベエンターテイメントカレッジ/大妻マネジメントアカデミー(OMA)/渋谷ファッション&アート専門学校/
BLEA 専門学部など
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