私たちは、スナップ写真でカメラを向けられると何となく習慣的に笑顔をつくります。この場合の笑顔は、スタンプを押すように、一番、自分にシックリする定番のものです。しかしモデルが仕事で要求される笑顔は一種類ではありません。
様々なニュアンスをもった笑顔をつくる訓練は、適切な感情を使って引きだされるものです。得意な笑顔がワンパターン作れるようになったら、まずはじめに、そこから、もう少し大きく笑ってみる、こんどは、逆にもう少し小さく笑ってみる、といった感じで笑いの表現に幅をつける練習をします。
どんな新鮮な思いつきから生まれた笑顔も、繰り返せば「型」となってしまいます。笑顔に限らず、いつも完璧な思い通りの表情を引き出す処方箋などない、と思って取りかかったほうが良いと思います。

