広告にモデルを使う効果は以下の四つがあげられます。
@商品に恋をさせる「憬れ」
「素敵な○○が・カッコイイ○○が・綺麗な○○が・かわいい○○が」使っている何々。「○○がいた、その場所(お店)に行けば、○○みたいな人に会える」「これをもっていたら私も○○みたいに見える」などといった大衆の、「憬れ」に訴えるのがもっとも多いパターンです。
それでは、何故、美しい人がモデルに多く使われるのかというと、人は「美しさを基準に、自分と同じような考えの持ち主だ」と錯覚するものだからです。
A信頼感
端的に言うとモデルよりも、有名タレントや知識人を利用した広告効果です。勧誘の法則で、相手を説得するときに「〇〇さんも、こう話されていますよ」と相手が知っている第三者の名をあげる方法があります。
広告もこれと同じに「○○さんが宣伝しているのだから・○○さんが言うのだから、間違いないモノだろう」という信頼感にアピールしています。
もっと単刀直入に「〇〇様にもかわいがってもらっています」というものあります。
著名な人物が出ていれば「会社は、この人物を起用したのだから(この製品に)力を入れているな」と感じます。
B共感
「人」と「もの」という比べ方をすると、モデルを使った広告が、その「もの」だけを写す物撮り(ぶつどり)と違うところは「動きがある」ということです。
動きとは「運動の動き」と「心の動き」です。そのものを使うと、あるいはそこにいると、こういう気持になる、といった「感情の共感」がモデルの表情や動きから生まれます。購買者はそれを見て「楽しそそう」と感じたりするわけです。
C大きさがわかる
道具などは、モデルが商品を使っている様子で、使いかたが分かります。たとえば自転車などは人と比較して大きさが分かります。
こうして広告におけるモデルを使う効用を考えるとモデルが実際の広告撮影の仕事で「私自身をもっとアピールしなくちゃ」と考えるのが見当違いだということがわかります。

