★衣服は肉体に何を与えたか / 北山晴一 お勧め度●●●●●(5つが最高)
サブタイトルに‘現代モードの社会学’とある。様々な角度から日本のファッションについてアプローチしている。引用の広域性、視点の独自性、どちらも教科書的ではなく面白い。
「流行の加速による消費行動は精神性のない時間の浪費」と鋭い。何故、‘美しさ’がすぐに規格化されるのか・日本にとってのモードは‘趣味’がキーワード・現代ファッションビジネスを作ったシャネルとディオールの仕事、などにも触れている。
人は「無意識に他人を真似してしまう」のに「他人と同じでは気がすまない」とある。ファッションビジネスが成り立つ所以である。

