★ファッションの技法 / 山田登世子 お勧め度●●●●●(5つが最高)
著者は大学教授。しかしアカデミックに偏らず大学の生徒のリアルな感覚に視点を移したところもあり読みやすい。
論題は「人は何故おしゃれをするのか」で、結論は「(女性が男性を)誘惑するのを含め、同時代を共有したい」ということになる。それは、著者が数ページをさいて触れているシャネルの『愛されない女は無に等しい』という言葉に共通する感性であると思う。人はファッションに騙されたい遊戯性を生まれもっているのだと感じる。タイトルに‘技法’とつけたのはその意味ではないだろうか。

